利用者が少なくなった駐車場はございませんか？
駐車場を売却する方法としては「駐車場をそのまま売却する」「更地にして売却する」という選択肢があります。

■駐車場をそのまま売却するメリット

・設備を解体する手間や費用がかからない
・売却の手続きに時間を必要としない
といったものがあります。余計な費用がかからないので、出費を抑えて売却できます。設備を解体する時間もかからないので、すぐに売却できます。

■駐車場をそのまま売却するデメリット

・駐車場経営を目的とする人にしか需要がない
・売却額を安く設定しないと売れない

駐車場をそのまま売却するときには、まず「売却価格の相場」を調べる必要があります。
立地や賃貸状況などの要素を加味して価格を設定できれば、適正価格になります。
利回りや年間利益を把握しておけば、売却金額を高めに設定しても売れる可能性があります。
買い手が見つかったら、賃貸借契約の継承と物件の引き渡しです。土地の売買と流れは同じですが、駐車場賃貸借契約の継承が必要になります。
引き渡しを行えば取引が終了します。

■更地にして売却するメリット

・買い手側で用途を決められるため、そのまま売価するより高値で売却できる可能性がある
・住宅用の更地として売却できる

・買い手側で用途を決められるため、そのまま売価するより高値で売却できる可能性がある
・住宅用の更地として売却できる

■更地にして売却するデメリット

・売却までに時間がかかる
・設備解体費用がかかる

駐車場契約者の立ち退きには時間がかかるため、すぐに更地にできません。
ある程度期間に余裕を持たなければならないので、すぐに売りたい方は注意が必要です。
また、解体費用がかかるので、まとまった資金が必要になります。

■駐車場を更地にして売却する方法例

まず、駐車場利用者の契約解除の手続きを行います。
賃借契約書にしたがって告知しましょう。契約解除の告知は1ヶ月から2ヶ月程度の時間の猶予期間を用意するのが一般的です。
次に、解体業者を選びます。
できれば、自社のみで解体工事を行っている業者を選びましょう。下請けに流している業者に依頼すると、思わぬトラブルが発生する場合があります。
解体が終了し、更地になったら土地を売り出します。最後に宅地として売出せば完了です。